【雑記】パチスロのメイン基板容量について調べてみた
パチスロのメイン基板の容量についてちょっと気になったから調べました。その備忘録。
間違ってたら教えてください。
目次
参照先
の、
別表第3 不正な改造その他の変更を防止するための遊技機の構造に係る技術上の規格(第6条関係)
を、参照しました。
メイン基板の記憶容量
ロム(ROM)
ロムの記憶容量は16KBで、使用領域は制御領域とデータ領域で区分。
制御領域は4.5KB、データ領域は3KB。
リードライトメモリー(いわゆるRAM)
リードライトメモリーの記憶容量は1KBで、使用領域は0.5KB。
用語
ロム(ROM)
ロム、ROMはRead Only Memoryの略。
読み出し専用のメモリのこと。
書き換える必要がない情報を記憶させる。
リードライトメモリー
リードライトメモリー(Read Write Memory)は読み書きが可能なメモリのこと。
厳密には同じじゃないけど、読み書きが可能なメモリのことはRAM(Random Access Memory)と呼ばれることがほとんどらしい?
使用領域
『使用領域とは、不正な改造その他の変更を防止するために必要な情報以外の情報が記憶され、又は記憶されることとなるロム又はリードライトメモリーの記憶領域をいう。』
※(2)主基板に装着される電子部品に関する規格、(ハ)より
制御領域
『制御領域とは、使用領域のうち、データ領域以外の記憶領域をいう。』
※(2)主基板に装着される電子部品に関する規格、(ハ)より
データ領域
『データ領域とは、使用領域のうち、プログラム以外の情報のみが記憶され、又は記憶されることとなる記憶領域をいう。』
※(2)主基板に装着される電子部品に関する規格、(ハ)より
メイン基板のざっくり概念図
┣★
┗使用領域
┣制御領域(=4.5KB)←主にプログラム
┗データ領域(=3KB)←プログラム以外
RAM記憶容量(=1KB)
┣★
┗使用領域(=0.5KB)
★=不正な改造その他の変更を防止するために必要な情報
容量の比較
身近な製品との容量比較。
下二つのスマホのROMはフラッシュメモリのことだから他とは少し性格が違うけど、雑にROMとして比較。
製品 | ROM | RAM |
---|---|---|
パチスロのメイン基板 | 16KB | 1KB |
ファミコン (ハード) |
– | 2KB |
スーパーマリオブラザーズ (ファミコンソフト) |
40KB | – |
PS2(ハード) | – | 32MB |
PS2(ソフト) | 650or700MB(CD-ROM) 4.7or8.5GB(DVD-ROM) |
– |
iPhone6 | 16GB~128GB | 1GB |
Xperia5 | 64GB | 6GB |
単位の補足
Bはバイト
1000B=1KB(キロバイト)
1000KB=1MB(メガバイト)
1000MB=1GB(ギガバイト)
まとめ
メイン基板のROM容量は16KBで、出玉抽選などに実際使えるのは4.5KB+3KB。
RAM容量は1KBで、出玉抽選などに実際使えるのは0.5KB。
単純比較はできないけど、パチスロのメイン基板に書かれている情報量はファミコンソフト以下。
これまではサブ基板を使って大して容量を気にせずに様々な抽選を行えていましたが、5.5号機以降は出玉に関する抽選は全てメイン基板で行うルールができ、複雑な抽選を行うことは困難になっています。
逆に言うとユーザー側からは解析値を予測しやすいということでもあって、上手く情報を集めれば先んじて内部数値が分かったりすることがあるかもしれないですね。
ブログ更新しました。 【雑記】パチスロのメイン基板容量について調べてみた https://t.co/JkOkcCpAfQ
— こーへい (@LackLuckLife) October 25, 2019