エクセルで簡単な期待値シミュレートモデルを作ってみました。
期待値稼働の意味が分からない人は参考にしてみてください。
今回用意したのはサイコロの目で収支を決定する天井狙いのモデル。具体的にはこんな感じ↓
どのシミュレート条件も期待値は2000円、勝率は33.3%になってます。
違うのは出た目に対応する収支。例えばサイコロを振って1が出た時、Aは-13000円、Bは34000円、Cは3000円の収支になるといった具合です。
この条件で1000回試行のシミュレートをしてみたところ・・・
当然全部プラスになります。プラスの期待値稼働をすると収支は必ず右上がりになるということは、いろんなブロガーさんがおっしゃっているので今更言う必要もないと思ってます。
今回は、これを試行回数別に区切って具体的な収支の動きを見てみます。
まずは20台試行した時の収支グラフ。スロットをちょっと楽しめればいいやって感じの人だと、月にこれくらいかなという数字です。
シミュレートCめっちゃ負けてるw
20台ほどでは全く結果が出ない人もいるということがわかります。一方でシミュレートAは期待値の倍は出てます。
確認ですが、これらのシミュレート条件はすべて同じですからねw
では続いて50台試行した時の収支グラフ。兼業の人が月にこれくらい拾えてたら結構頑張ってるなという数字。
シミュレートCが相変わらず絶不調w
シミュレートBも途中マイナス収支に転落してますね。2000円×50台=100,000円なんで、この時点ではどのシミュレートも期待値割れです。50台程度ではまだまだということですね・・・。
さらに試行を増やして100台。大学生が月にこれくらい拾えてたら、こいつ全然勉強してないなっていうラインですねw
シミュレートC逆万枚www
再度確認しておきますが、これらのシミュレートは全部同じ条件です。期待値2000円勝率33.3%だと100台程度ではまだ負けうる範囲ということですね。
実際のスロット天井狙いの勝率は40%くらいはあるし、お宝台を拾う場合なども考慮すると、この結果になることは稀だと思います。
どんどん行きます。次は200台試行。
この100台で一気にシミュレートCが巻き返しました。一応言っときますが、シミュレート条件を変えたりはしてないですからねw
おおよそ100台で400,000円くらいプラスなんで期待値の倍出てることになりますね。
正直言うとこのデータはあんまり出て欲しくない結果です。まるでスランプの後は引き強になるみたいなイメージがついてしまいそうですが、こうなったのはたまたまです。
こういうデータが出てしまうのは、わかりやすいようにサイコロモデルでシミュレートしてるからですね。6種類の収支結果ではなく、重複を含む20種類くらいの収支結果にするともっとそれらしくなると思います。
500台試行。この辺になると軍団とかですかね?いい例が浮かばないですw
いかにも右上がりって感じのグラフになってきましたね。
380から480くらいの範囲でまたシミュレートCが逆万枚達成してますが、これくらいの台数をこなしているとあまり気にならなくなってきます。
この台数をこなすと気にならなくなるっていうのが期待値の本質に近いです。
確率や期待値モデルのこういった状態を「収束する」っていう安易な言葉で説明する人が多いんで、1000ハマリのジャグラーはもうすぐペカるとかいうタチの悪いオカルトが横行しているんだと思います。
1000台試行。これは一番最初の三つのグラフを一つにまとめたものです。
シミュレートCの最初の逆万枚がすごく小さく見えます。
このように試行回数を増やしていくと、少ない試行回数での結果は取るに足らない誤差になっていきます。
重要なのは、この誤差を耐えきるメンタルと資金力があるかどうかということ。
この誤差に耐えかねてボーダーを下げてしまったり、資金が底をついてしまうようだと話になりません。
資金に関してですが、今あるちょっとした軍資金を使って資金をなんとか作っていこうとか考えている人は、今回のシミュレートのようなボーダーで打っていては、軍資金が底をつく可能性があるということです。
軍資金がショートするのは運が悪いからではなく、狙い目が悪いのです。
軍資金が無いうちから、軍資金がある人達と同じボーダーで打っていてはショートする可能性があるのは当然です。
自分はよく環境に合わせて狙い目を調整してくださいということがあります。他のブロガーさんもよく言ってると思います。
あれはライバルが多いなら少し浅めから打とうという意味もありますが、それ以上に自分の財布が空にならないように気を付けてくれという意味合いの方が大きいです。
負け額を減らす一番簡単な方法は、回収額を増やすことではなく、投資額を減らすことです。
資金に不安がある人は、期待値がプラスだからという理由で機械的に打っているだけでは、上手くいかないこともあるということを覚えておいてください。
さて、ここまで期待値の動きを追ってきたわけですが、いかがでしたでしょうか?
全くの同条件でも、全然違う動きをするということが分かってもらえたと思います。
同じ期待値を打ってもこれだけ過程や結果に違いが出るのですから、現実で他人と全く同じような結果を出せるという事はほぼありえないです。
期待値というのはあくまでスロットを打つための指針であって、同じ過程を踏み、同じ結果を導くわけではないということを肝に銘じておきましょう。
コメント
こーへいさんこんばんは(^o^)/
この記事めっちゃわかりやすいですね!(゜o゜*)
自分はけっこう感覚で理解するタイプなんですが(笑)、
図(データ)を交えて論理的に説明してもらうことで、
内容が入ってきやすいです(*^^*)
当ブログでも、また良きところで紹介させてくださいヾ(´▽`*)ノ
ありがとうございます!
説明のためにわかりやすいモデルを使いましたが、感覚で理解できるのも大切だと思います。
現実できっちりと期待値を出せる場面って意外と少ないんでw
引用歓迎です(^^)/
是非お願いしますw
今までで1番期待値と実収支の荒れ方と収束の説明がわかりやすかったです!
エクセルでこんなこともできるんですね!
すごいです。参考になりました!(小学生の感想ですいませんw)
ありがとうございます!
そういってもらえると作った甲斐があります。
欠点もあるんですがエクセルのRAND関数ってのを上手く使えば、単純なシミュレートなら結構お手軽に作れます。
よかったら試してみてください(^^)
こんばんは!
この記事を見た時、わかりやすさに感激しました(笑)
今回、記事内で表の引用・記事紹介させていただきました!
何卒よろしくお願いします(^^ゞ
P.S.今度そちらへ遊びに行きたいです!(笑)
伊達さんにそこまで言ってもらえると、こちらこそ感激です笑
紹介も感謝です(^^)
おっいいですね!ぜひぜひ!
来れそうな日ができたらメールなりDMなりください(^^)/
はじめまして。最頻値とか検索してしばしばお世話になってます。
実際何パターンか眺めた方が良くわかる好例ですね。試行1000のCが-20万付近?がおもすれー。わたしのメンタルが大破するポイントです
おおっ!
最頻値のエントリを読んでくれている人がいるとは感激です!
あの凹み方は確かにメンタル大破しそうです。笑
大切なのはシミュレートCのようなことにもなりうるって知っておくことですね。
それだけでも精神面の支えにはなるはずですから。
7年前の記事にコメント失礼します。
とても興味深いシュミレーションでワクワクしました!
是非、自分でもやってみたいと思うのですがどのように組めばよいのか関数を教えていただけませんか?
もしくはexcelの添付があると嬉しいです。