前回のボーナス+ART機の初当たり期待枚数の計算方法の簡易まとめです。
詳細は前回の記事でどうぞ。
前回の記事を改めて自分の目で確認してみて、あまりに読み手のことを考えていない文章(の分量)だなと思ったので簡易まとめ版を書いておきます。
頑張って分量を減らして、できるだけとっつきやすいようにしましたが、それでも多いと思うかも……笑
細かい計算の詳細を知りたい方は前回の記事を見てもらえばだいたいわかると思いますが、気軽にこちらの記事のコメント欄で質問していただいても構いません。
ボナ+ART機の期待獲得枚数の計算方法
けんぷさんの式をベースにしてボーナスの影響を各要素に反映させる。
機械割 * (初当たり確率分母 *3 + AT平均消化G数 *3)
=(通常時IN – 投資枚数) + AT平均消化G数 * (純増 +3)
ボーナスを反映させる要素は以下の4つ
通常時IN枚数
ART中IN枚数
投資枚数
純増
通常時IN枚数
通常時IN枚数はけんぷさんの式では常に3枚で固定。
ボーナスを1G完結の小役とみなすことで通常時INにボーナスを反映させる。
1Gで実際のボーナスゲーム数分のIN枚数があると考えると、
ボーナス1回あたりのIN枚数 * ART非当選のボーナス確率 = 1GあたりのART非当選のボーナスによるIN枚数期待値
ボーナス以外の小役は1Gあたり3枚IN。
それが{1-ボーナス確率}で成立するので、
通常時IN枚数 = {1-ボーナス確率}*3 + 1GあたりのART非当選のボーナスによるIN枚数期待値
ART中IN枚数
ART中IN枚数もけんぷさんの式では常に3枚で固定。
通常時IN枚数と同様に考える。
ただしART中のボーナス確率はそのままでよい。
ボーナス1回あたりのIN枚数 * ボーナス確率 = 1GあたりのボーナスによるIN枚数期待値
ART中IN枚数 = {1-ボーナス確率}*3 + 1GあたりのボーナスによるIN枚数期待値
投資枚数
通常時ゲーム数÷コイン持ちで求める。
通常時ゲーム数はART初当たり確率分母で固定なので、コイン持ちにボーナスを反映させる。
コイン持ちは、通常時機械割=通常時OUT枚数/通常時IN枚数を使って、投資50枚あたりの回転数を求めればOK。
通常時IN枚数の求め方は上述の通り。
同じような手法で通常時OUT枚数を求めます。
元のコイン持ちからボーナスを含めない通常時OUT枚数を導出。
ここでIN枚数と同じ考え方ボーナスOUTを計算。
ボーナス1回あたりのOUT枚数 * ART非当選のボーナス確率 = 1GあたりのART非当選のボーナスによるOUT枚数期待値
ボーナスを含めない通常時OUT + 1GあたりのART非当選のボーナスによるOUT枚数期待値 = 通常時OUT
通常時機械割=通常時OUT枚数/通常時IN枚数。
ボナ込みコイン持ち = 50/(1-通常時機械割)
投資枚数 = ART初当たり確率分母 ÷ ボナ込みコイン持ち
純増
純増 = OUT- IN
ART中INは上述の通り。
同様の手法でART中OUTを求める。
元の純増からボーナスを含めないART中OUTを導出。
ボーナス1回あたりのOUT枚数 * ボーナス確率 = 1GあたりのボーナスによるOUT枚数期待値
ボーナスを含めないART中OUT + 1GあたりのボーナスによるOUT枚数期待値 = ART中OUT
ボナ込み純増 = ART中OUT – ART中IN
この4要素、
通常時IN枚数
ART中IN枚数
投資枚数
純増
これらをけんぷさんの式に当てはめることでボナ+ART機の初当たり期待獲得枚数を求めることができます。
かいつまんでまとめるとこんな感じです。
冒頭で書いて通り、意味が分からない部分は前回の記事を見てもらうか、気軽にコメント欄から質問していただいて結構です。
ただ、今のところけんぷさんからコメントをもらった限りではこんな面倒なことをしなくても、ぐらさんの式を使えば早そうだなーってことがだんだんわかってきました笑
それについてもまたそのうちに記事にしてまとめようと思います。
ではではノシ
《ラックラックライフ・こーへい》
コメント
最近仕事忙しくてあまりがっつり見られていないのですが、、、
特に今までの流れに対して異論はありません。
元々自分の計算結果とずれてたから単純に気になっただけですしね。
まだ指摘されてなさそうな自分の式の問題点は、純増を2枚と発表値に決め付けている点ですね。
元々メーカー発表の数値は色々な意味で怪しいので、その怪しい数値を使う部分が一つ少ない所はけんぷさんの式の方が優れていますね。
ただ、今回そこの部分は誤差の影響が少ない項だし、情報不足なのでスルーしました。
本来は小役とボーナス確率を使ってちゃんとART区間の純増を計算するべきですね。
最近は前兆の期待値への影響について良く考えています。
いえいえ、見ていただけるだけでもありがたいです。
ぐらさんからも異論ないということでお墨付きをもらえたと考えていいですかね?笑
細かい数値に関しては計算で出せる範囲はこだわりたいとは思ってますが、未知の部分はちょっとくらい誤差もあるよねってことで納得するしかないでしょうね。
計算方法を教えていただきありがとうございました!
これからも有効活用させていただきます。
いつも参考になる記事をありがとうございます。
記事とは関係ないですが質問させていただきたいのですが
ミリオンゴッド凱旋の天井期待値についてです。
設定2は設定1に比べ、初当たりが軽くATの期待獲得枚数が少ない、
という仕様ですが天井狙いの期待値は設定2のほうが低くなると思うのですがどうなのでしょうか?
結論だけ最初に言うと、一概に設定2の方が天井期待値が低いとは言えないです。
例えば0G~の期待値だと初当たりの早い設定2の方が期待値が高いですが、1000G~打つ場合だと天井到達率が高い=天井恩恵を受けやすい設定1の方が期待値が高くなったりします。
(あくまで例えばの話で実際にそうなっているかはわかりません。)
ただその期待値の差っていうのにまた別の問題があって、ゴッドみたいな分散の大きい機種だと期待値数百円の差は個人レベルの試行においては大きな意味を持ちません。
投資という観点で考えると、期待値に差がない投資先を比較する場合は分散の小さい方を優先することが定石なので、同じハマリの設定1と2を選べるなら自分は設定2を優先します。
まあ、そんな状況ありえないんで考える必要性はあまりないんですけどね笑
よほど大きいハマリ台でない限りはもともとの機械割の高い設定2の方が期待値は高いってことですよね?それは分かるのですが現実的に拾うことの多い800~1200ぐらいのゲーム数だとどうなるのかが気になったんですよね。
それは天井恩恵が強ければ強いほど、また天井到達率に1と2の設定差があればあるほど、設定2よりも設定1のほうが期待値が高くなるといった可能性があがります。
ただしおっしゃるような現実問題として扱いたいのだとしたら、そもそもハマリ台が設定2かどうかはわからないしハマっているなら設定2の可能性が低くなるので、この問題を考える意味が余計に薄くなります。
AT機のAT初当たり期待枚数の求め方なんですが、私はこれです
☆考え方
(3*通常ゲーム数*機械割-通常時の払い出し枚数)/通常ゲーム数/初当たり確率分母=AT初当たり期待枚数
3*通常ゲーム数*機械割
これで通算の獲得枚数が出ます
※1000G回して機械割97%なら、2910枚獲得
通算の獲得枚数は、通常時の払い出し枚数(リプレイなど)とATの獲得枚数に分けられます
なので通常時の払い出し枚数を減算すればATの獲得枚数が出ます
通常時の払い出し枚数は
(3-50/コイン持ち)*通常ゲーム数
50枚で50G回るなら1G当たりの払い出しは2枚、50枚で25G回るなら、1G当たりの払い出しは1枚
※なので、1000G回して機械割97%でコイン持ちが50枚で50G回るなら、ATの獲得枚数は910枚
ATの獲得枚数は、通常ゲーム数/初当たり確率分母で一回分の獲得期待枚数が出ます
※なので1000G回して機械割97%でコイン持ちが50枚で50G回り、初当たり確率が1/500なら、910枚の獲得は二回分なので、一回当たりのATの獲得枚数は455枚
以上方程式を約分しまして、
(機械割*3-3+50/コイン持ち)*初当たり確率分母=AT獲得期待枚数
私はこれでやっていますが、ゲーム数を通常時とAT時とに分けて考える理由がわかりません
私の頭はこれで限界なんですが、わかりやすく教えてもらえないでしょうか・・・?
あと、天井期待値を考える上で、ハーデスなどの天井恩恵が強力な機種は、天井到達前にAT当選する場合と天井到達によってAT当選する場合とで期待枚数が変わります
ハーデスは上の計算で行くと、設定1のATの初当たり期待枚数は767枚と出ます
これは確定役による当選、通常時の当選、天井到達時の当選など全て合算した上での一回当たりの期待枚数を出しています
期待値を考える上で、確定役、天井到達の期待枚数はどのように計算しているのでしょうか?
公表されているスペックの中ではこれらの恩恵による期待枚数がわからないと思うのですが・・・
記事にして回答しました。
わかりにくいところがあれば遠慮なく聞いてください。